オーダーメイド枕のデメリットは?普通の枕との違い・選び方・おすすめ枕を紹介!

オーダーメイド枕は、自分の睡眠時の姿勢や好みに適した素材、高さなどに合わせて作る枕です。自分に合った枕なら快適に眠れると思うかもしれませんが、オーダーメイドならではのデメリットもあり、購入にあたっては充分な検討が必要です。
この記事では、オーダーメイド枕と普通の枕(既製品)の違いを解説するとともに、メリット・デメリット、おすすめの枕を紹介します。自分好みの枕を見つけるためにも、ぜひ参考にしてください。
目次
オーダーメイド枕と普通の枕の違い
オーダーメイド枕は、自分の体や首のカーブなどを測定して、その結果に合わせて作ります。頭や首の形に合わせるため寝返りもスムーズになり、自分の体に適した枕で快適な睡眠が期待できるでしょう。
一方、普通の枕(既製品)は個人に合わせて作られているわけではありません。高さやかたさは自分の好みに合わせて選べるとはいえ、自分の体に合っていない可能性があります。近年、既製品でも日本人の体型に合わせた枕を販売しているブランドもありますが、どちらにせよ自分の体に適していない枕は、首や肩の負担になる可能性があるので、枕選びは慎重に行うべきです。
オーダーメイド枕のデメリットとは?
自分の体に適しているオーダーメイド枕ですが、見逃せないデメリットがあります。ここでは、代表的なデメリットを解説します。
〇 受け取るまでに時間がかかることがある
オーダーメイド枕は、体や頭、首のカーブなどを測定した後に、その数値をもとに枕を作成します。細かくオーダーできる専門店などは、測定した当日に枕を受け取れないケースが少なくありません。人気の寝具専門店などでは、測定だけでも予約がいっぱいのため、入手すること自体が困難なケースもあります。
また、微調整やアフターケアが必要な場合、再度足を運ぶ手間が必要になるため、すぐに新しい枕を使いたい人には不向きかもしれません。購入前に納期や調整の手間を確認しておくとよいでしょう。
〇 既製品に比べて価格が高めに設定されている
オーダーメイド枕は、普通の枕と比較して価格が高いものがほとんどです。メーカーや店舗にもよりますが、オーダーメイド枕の相場は3万円前後が多く、高額なものは10万円程度の枕もあります。
気をつけたいのは、価格が高いからといって決して自分に適している枕とは限らないことです。睡眠の質を上げたいと思いオーダーメイド枕を購入したものの、期待するほどの効果を得られない可能性もあります。そのため、店舗ごとのサービス内容や品質について見きわめが重要です。
〇 採寸時のマットレスによって使用感が変わる可能性がある
オーダーメイドの枕を作る際は、店舗に足を運んで採寸するケースが一般的です。自宅の布団やマットレスの上で採寸するのはレアなケースです。普段寝ている自宅の布団やマットレスと、採寸する場所のマットレスとでは、かたさや弾力性が異なります。
そのため、想定していたオーダーメイド枕の使用感が変わり、思っていた寝心地を得られないかもしれません。違和感を覚えた場合は枕を調整する必要があり、店舗に枕を持参するため手間がかかります。
オーダーメイド枕のメリットとは?
オーダーメイドの枕にはメリットもあります。ここでは代表的なメリットを紹介します。
〇 長く愛用できる
オーダーメイドの枕は、店舗に枕を持ち込むと専門スタッフがメンテナンスをしてくれるため、長く愛用できます。メンテナンスが半永久的に無料であるケースも少なくありません。
メンテナンスでは、高さ調整だけでなく除菌や消臭サービスを施してくれる場合もあります。詰め物を追加で注入することで、購入時のような肌触りになるのも魅力です。布団やマットレスの買い替えなどで、高さが合わなくなったとしても対応してくれる場合もあります。
〇 自分の体型や寝姿勢にフィットした枕が作れる
オーダーメイド枕は、自分の体型や首のカーブなどを測定してフィットするように作るため、快適な寝心地を期待できます。なかには、頭を乗せるだけで包み込まれるような寝心地を得られる枕もあるようです。
オーダーメイド枕は、測定により仰向け寝だけでなく横向き寝や寝返りも考慮して作ります。ただし、先述したように採寸した場所によって寝心地が変わる可能性があるため「オーダーメイド=最高の寝心地」とは言い切れない点に注意が必要です。
〇 素材や生地のカスタマイズが可能
オーダーメイド枕は、詰め物や表生地を自分の好みに合わせて選べるのが特徴です。詰め物にはポリエチレンやビーズ、そばがら、羽毛など、それぞれ異なる特性を持つ素材があり、自分の好みに近い寝心地を追求しやすいでしょう。
しかし、カスタマイズできるとはいえ、すべての素材が揃っているわけではなく、メーカーや店舗によって選択肢が限られることもあります。既製品でもさまざまな素材の枕が販売されているため、必ずしもオーダーメイドでなければ理想の枕が手に入らないわけではありません。
寝心地に差がつくオーダーメイド枕の選び方
オーダーメイド枕にも選び方があり、寝心地に差がつくケースが少なくありません。ここでは、オーダーメイド枕の選び方を紹介します。
〇 立ったときの姿勢を自然に保てるか確認する
オーダーメイドに限らず枕を選ぶ際は、リラックスして立ったときの姿勢を自然に保てるかを確認することが重要です。枕を使用して横になったとき、楽に立ったときの顔の角度と同じ姿勢がキープできているかをチェックしましょう。
あごが上がったり、下がったりしている場合は、枕の高さが合っていない可能性があります。また、呼吸がスムーズにできるかどうかも快適な寝心地を左右するため、しっかり確認しましょう。自分で判断することは難しいので、専門店でプロにチェックしてもらうこともおすすめです。
〇 自分に合った素材を選ぶ
オーダーメイドの枕は、中身を選ぶことも重要なポイントです。素材によって寝心地は変わります。さまざまな素材のメリットやデメリットを確認し、自分に適した素材を選ぶようにしましょう。
たとえば、カビやダニの発生を防ぐのであれば通気性に優れたパイプを選びましょう。頭の形にフィットすることを重要視する場合は、ビーズなどを選びます。蒸れにくいものを選ぶのであれば、ファイバーを使った枕がおすすめです。ただ、近年は通気性がよいパイプ素材でフィット感の高いもの、羽毛のような弾力ややわらかさがあるポリエステルわたなどもあるので、試してみるとよいかもしれません。
〇 高さを細かく調整できるかをチェックする
高さを細かく調整できるかも、オーダーメイドの枕選びでは重要なポイントです。せっかく高価なオーダーメイド枕を購入しても、自分に適した高さにならなければ、コストに見合っているとはいえません。
特に、仰向け寝と横向き寝で適した高さが異なるため、それぞれの姿勢に対応できるかを確認しましょう。部位ごとに細かく高さ調整ができる枕を選ぶことで、自分に合った寝心地を実現できます。
〇 洗濯可能なタイプなら清潔に保ちやすい
オーダーメイド枕であっても、洗濯可能なものであれば清潔を保ちやすくなります。枕は睡眠中に汗や皮脂が付着しやすく、汚れを放置すると雑菌やカビの原因になります。そのため、洗濯可能なオーダーメイド枕を選ぶと、清潔な状態を保ちやすくなります。
オーダーメイドの枕であっても、自宅で洗濯できればきれいな状態を保てます。詰め物や生地を選ぶ際に、洗濯可能かどうかを確認するとよいでしょう。洗えるとしても洗濯方法に細かな注意事項があるかもしれないので、取り扱い方法もしっかりチェックすることが大事です。
快適な睡眠環境を実現する高さや中身が選べるおすすめ枕
快適な睡眠を実現させるためには、高さや中身を選べる枕が大事です。ここでは、快適な睡眠におすすめの枕を紹介します。
〇 9セルピロー エラスティックパイプ×エアファイバー®
9つの独立したセル構造により、頭や首をしっかり支え、理想的な寝姿勢をキープできる枕です。エラスティックパイプとエアファイバー®の組み合わせにより、優れた通気性と適度な反発力を実現し、蒸れにくく快適な寝心地を提供します。さらに、高さ調整も可能で、自分に合ったフィット感を得られます。サポート力と通気性を重視する人におすすめです。
9セルピロー エラスティックパイプ×エアファイバー®
〇 9セルピロー クッションファイバー×エアファイバー®
ふんわりとしたやわらかさと包み込まれるような寝心地が特徴の枕です。クッションファイバーが頭をやさしく受け止め、エアファイバー®の適度な反発力が寝返りをサポートします。9つのセル構造により、圧力が均等に分散されるため、快適な眠りを実現します。
しっかりとしたサポート力を求める人には「エラスティックパイプ」タイプ、優しいフィット感を求める人にはこちらの「クッションファイバー」タイプがおすすめです。
9セルピロー クッションファイバー×エアファイバー®
〇 5セルピロー 低反発炭パイプ
低反発のやわらかさと炭パイプの通気性を兼ね備えた枕です。5つのセル構造により、頭と首をバランスよく支えながら、フィット感のある寝心地を実現しました。低反発素材がじんわりと頭の形になじみ、炭パイプの効果で消臭・抗菌性にも優れているため、清潔に使えます。適度な沈み込みと快適な通気性を求める人におすすめです。
5セルピロー 低反発炭パイプ
〇 5セルピロー ファイバーボール
ふんわりとしたクッション性と適度な弾力が特徴の枕です。特殊なファイバーボールが空気を含みながら頭を優しく支え、やわらかすぎず、適度な反発力を実現しました。5つのセル構造により、寝姿勢に合わせてフィットしやすい設計になっています。へたりにくく、ふんわり感が持続するため、やわらかい寝心地が好みの人、高さ調整ができる枕を探している人におすすめです。
5セルピロー ファイバーボール
まとめ
オーダーメイド枕は、自分の体や頭、首の曲がり方などを綿密に測定して製作するため、自分の体に適した枕です。オーダーメイド枕には、たくさんのメリットがある反面、デメリットも少なくありません。特筆すべきは、既製品に比べて価格が高く、受け取るまでに相当の時間がかかる可能性があることです。
すべてのオーダーメイド枕が、素晴らしい枕というわけではありません。オーダーメイドではなくても、自分の体に適した枕を選ぶことは可能です。LOFTY(ロフテー)であれば、専門スタッフのアドバイスを受けながら、自分にぴったりの枕を選ぶことができます。全国の百貨店で実店舗を展開しているため、枕選びで迷ったら、ぜひLOFTYにご相談ください。