合う枕がないのは寝姿勢や素材が原因かも!不調軽減と快眠を叶えるおすすめ枕を紹介

いろいろな枕を購入したものの、合う枕が見つからないと悩んでいる人は多いでしょう。自分に合う枕が見つからないと、肩こりや頭痛で悩まされたり睡眠の質が低下したりします。この記事では、合う枕が見つからない原因や、枕が体に合っているかをチェックするポイントを解説します。快適な睡眠環境を手に入れるおすすめ枕も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
「合う枕がない」人は体の不調を引き起こしやすい
〇 リラックスできず睡眠の質が低下する
枕が合わない場合は、寝姿勢が崩れて寝返りが増えることがあります。逆に、首や肩が固定されて寝返りが打ちにくいケースもあるでしょう。充分な睡眠時間を取っているにもかかわらず、起きたときに疲労感が残る、日中に眠気に襲われるなどの場合は、睡眠の質が低下しているサインです。
〇 頭部に負担がかかって頭痛が起きやすい
頭痛にはさまざまな原因がありますが、肩こりが悪化して頭痛を誘発する場合があります。変えてから頭痛がするようになったという場合は、枕が合っていないかもしれません。自分に合わない枕を使い続けた結果、肩や首周りの筋肉が緊張状態になって血流が悪くなり、頭痛に悩まれる人もいます。
〇 朝起きたときに首や肩が凝る
合わない枕は不自然な寝姿勢が続くため、筋肉など身体が凝り固まって肩や首に負担がかかります。起きたときに肩や首が痛いと感じたり、よく寝違えたりする人は、枕が合っていないかもしれません。痛みを和らげるために無意識に不自然な寝姿勢になることがあり、痛みが他の部位に広がってしまう可能性もあります。
〇 適切な寝姿勢をとれず「いびき」をかきやすい
寝ているときに顎が下がっている状態は気道が圧迫され、いびきをかきやすくなります。枕に頭を置いたときに顎が引いた状態になっている場合は、枕が高すぎるといえるでしょう。
このような人は、低い枕に変えると息がしやすい状態になります。ただし、枕が低すぎてもよくありません。寝ているときは筋肉の緊張が低下している時間帯もあり、舌も気道に落ち込み気道が狭くなりやすいため息がしにくくなります。高すぎる枕や低すぎる枕は首が曲がり息がしにくい状態になるので見直しが必要です。
〇 首への負担は腰痛にもつながる
自分に合わない枕を使い続けると不自然な寝姿勢が続き、首の骨(頚椎)に負担がかかることがあります。首と腰は背骨を通じてつながっているため、首に負担がかかると腰にも影響が及びやすく、注意が必要です。特に体を支える筋肉が少ない人は、合わない枕を使い続けていると腰痛を引き起こしやすくなるといわれています。
〇 自然なカーブを描けずストレートネックになる
本来、人間の首の骨は緩やかにカーブを描いています。自然なカーブを描いている首の骨が、まっすぐに伸びてしまった状態がストレートネックです。頭が前に飛び出たような姿勢になり、頭痛や肩凝りなどの不調を引き起こします。
〇 顔が歪む可能性がある!?
枕が合っている場合は自然な寝返りを打ちやすいため、身体に負担の少ない体勢を取りやすく、息がしやすい状態を保ちやすくなります。しかし、合わない枕は寝返りが打ちにくく、寝返りのたびに目が覚めてしまう可能性があります。
同じ寝姿勢が続くと、顔の特定部位に圧力がかかり、歯や顔の形状が歪むリスクが高まります。特にうつ伏せ寝が長期間続くと、顔や顎の負担になりやすい傾向にあります。
「合う枕がない」4つの原因
枕がしっくりこないと感じるのには、いくつかの理由があります。ここでは「合う枕がない」主な原因を紹介します。原因を理解し、自分に合う枕を見つけるきっかけにしましょう。
〇 寝姿勢と合っていない
先述したとおり、首の骨は緩やかにカーブしています。寝ている間もカーブを支えることが重要です。仰向け寝の場合は、リラックスして立っている状態と同じ顔の角度が再現できる高さの枕が理想的です。横向き寝の場合は、腰から首にかけて背骨のラインが真っすぐになる高さの枕が理想といえます。
〇 高さやサイズが合っていない
枕は高すぎても低すぎてもよくありません。枕が高すぎる場合は頭が持ち上がり、肩や首に負担をかけます。枕が低すぎる場合は、首とマットレスや布団の間に隙間ができます。頭を首だけで支えることになるので、肩や首を痛めたり、呼吸がしづらくなったりするでしょう。
枕は高さと同じくらいサイズも重要です。小さい枕は、寝返りを打ったときに頭が落ちてしまいます。無理な寝姿勢を長時間続けることは寝違えや中途覚醒につながるケースがあります。
〇 素材がフィットしない
やわらかい枕やかたい枕など、枕の素材も重要です。かたい枕は寝返りが打ちやすいメリットがある一方で、構造に工夫のない形状の枕は首のカーブにフィットせず、体圧分散がしにくくなります。
やわらかい枕は、首から肩にかけての筋肉が緊張しにくく、リラックスできる点はメリットです。ただし、かたい枕と同様に構造に工夫のない形状の枕は頭が沈み込んで寝返りが打ちづらくなり、寝姿勢が崩れて首に負担をかけやすくなります。
〇 マットレスとの相性が悪い
枕とマットレスの相性にも注意が必要です。マットレスのかたさで体の沈み方が異なります。マットレスがかたい場合は体が沈みにくいので、やわらかいマットレスで選んだ高さよりも高めの枕、マットレスがやわらかい場合は体が沈みやすいので、かためのマットレスで選んだ高さよりも低めの枕がおすすめです。枕単体ではなく、枕とマットレス両方を使用したときのバランスも考慮しましょう。
枕が合っているかチェックするポイント
自分が使っている枕が合っているかをチェックするには、以下のような方法があります。
〇 視線が向いている先
適正な枕の高さを確認するには、寝ているときの視線が向く先をチェックしてみましょう。仰向け寝の姿勢になったときに、目線が真上ではなく、真上からやや足側に若干下がっている状態が適正です。目線が下過ぎる場合は枕が高く、目線が上過ぎる場合は枕が低いといえます。
横向き寝の姿勢になったときは、腰から首にかけて背骨のラインがまっすぐな状態になる高さが適性です。横向き寝の姿勢で布団側の肩や腕が楽かを意識してみましょう。
〇 寝違える頻度
寝違えとは、朝起きときに肩周りや首に痛みがある症状です。症状がひどい場合は、首が回せなくなるなどの痛みを感じることもあります。無理な寝姿勢で長い時間首に負担がかかってしまうことで起こりやすく、寝違える頻度が多い人は一度寝室環境を見直すとよいでしょう。合わない枕は首に負担がかかりやすいのでまずは枕からチェックしてみましょう。
〇 首のカーブと布団の隙間
仰向けに寝たとき、首と布団の間に隙間ができていないか確認してみましょう。枕は頭だけを乗せるのではなく、肩口が軽く触れる位置に調整するのがポイントです。理想的な枕は、首と布団の間に隙間がなく、首の骨が自然なカーブを描けます。
もし首や背中が布団にしっかりフィットしていない場合は、枕の高さが合っていない可能性があります。高さを調整し、自分に合った寝姿勢を保ちましょう。
合っていた枕が合わなくなることもある
枕は消耗品です。使い続けるうちに劣化します。素材にもよるものの、一般的に枕を買い替えるのは2~3年周期がおすすめです。また、人は成長や加齢で骨格や筋肉量に変化があり、好みも変化するので、体や好みの変化によっても枕が合わなくなることがあります。
枕の高さが合わないときの応急処置方法
枕の高さが合わないときは、買い替えがおすすめです。ただし、すぐに準備できないときは以下のような方法で応急処置しましょう。
〇 バスタオルを使った簡単な方法
枕の高さを調整する際は、バスタオルを使うのがおすすめです。枕が低いときは、枕の下に畳んだバスタオルを敷きましょう。枕が高いときは、体の下に何枚かのバスタオルを重ねて敷きます。どちらの場合も、マットレスと首の下の隙間をなるべく埋めるように意識するのがポイントです。
〇 中材を増減して負担を軽減する方法
パイプ枕など、中材を調整できる枕は、自分で調整することで高さを変えられます。枕が低い場合は中身を補充し、高さを出します。枕が高い場合は、中材を少しずつ取り出して高さを調整しましょう。
〇 枕を肩に寄せて負担を分散させる使い方
枕の使い方で枕が合っていないと感じるケースもあります。枕は頭だけを乗せるのではなく、肩にあたるくらいに引き寄せるのが正しい使い方です。首もしっかり枕に乗るように、肩まで枕を引き寄せると首への負担が軽くなります。ただし、肩を枕に置くと首の支えがなくなるので注意しましょう。
正しい枕の選び方
合う枕がないと体にさまざまな影響を及ぼします。枕を選ぶときは「高さ・構造・素材」を意識してみましょう。首とマットレスや布団とのすき間が埋まる「高さ」、中材の片寄りが少ない「構造」、やわらかい・かたいなどの好みの「素材」で選ぶのがおすすめです。
快適な睡眠環境が手に入るおすすめの枕
エアウィーヴグループの枕ブランド「LOFTY」の商品から、快適な睡眠環境が手に入るおすすめの枕を3つ紹介します。
〇 9セルピロー クッションファイバー×エアファイバー®
首や肩の負担を軽減する9つのパーツが連結されたユニットは、動いても中身が片寄らない特別な構造です。さらに、4段階の高さから選択可能なので、自分に合った高さが選べます。抜き差し可能なシートコアによって、さらに細かく高さを調節することも可能です。
9セルピロー クッションファイバー×エアファイバー®
〇 5セルピロー エラスティックパイプ
かたくないパイプ材をメッシュ生地で包んだ通気性の高い枕です。頭が蒸れずに快適さが続きます。5つのパーツが連結されたユニットで片寄りがなく、パーツごとに高さが調整されています。仰向き・横向きどちらの寝姿勢もサポートする枕です。
5セルピロー エラスティックパイプ
〇 5セルピロー 低反発炭パイプ
通常のパイプのかたさを和らげ、炭を練りこんだ低反発感覚のパイプ素材です。程よい弾力で首を支えます。ごつごつするのは嫌だけれど、パイプは好きという人に向いています。通気性が高く、ほこりやダニの心配も少なくて安心です。
5セルピロー 低反発炭パイプ
まとめ
「合う枕がない」と感じる原因には、寝姿勢とのミスマッチや高さ・素材の違い、マットレスとの相性などが考えられます。合わない枕を使い続けると、肩こりや頭痛、睡眠の質の低下につながることもあります。適切な枕を見つけ、快適な睡眠環境を整えましょう。
LOFTY(ロフテー)は、枕を計測して販売する方法を創り上げたパイオニアであり、累計350万個の販売実績があります。全国百貨店で実店舗を展開しているので、以下の枕一覧で気になる商品があれば、ぜひ実店舗で使い心地をお試しください。