枕の寿命(耐用年数)は何年?素材ごとの耐用年数・買い替え目安とサイン・長持ちさせる方法を解説

枕を長年愛用していると、首や肩に負担がかかっていることがあります。身体の不調なのか、枕が合わなくなったのかなどを判断できず、枕を交換するタイミングが分からない人も多いでしょう。この記事では、枕の素材別の寿命目安や枕を買い替えるときの確認ポイントを解説します。
枕の寿命(耐用年数)目安を素材別に解説
枕の寿命は素材によって異なります。ここでは、枕の素材としてよく使われる8つの素材別に寿命の目安を解説します。
〇 そばがら枕は1~2年
そばがら枕の寿命は1~2年です。そばがら枕は、長年利用すると頭の重みでそばがらが割れて粉状になることがあります。粉状になると高さが合わなくなる、虫がつきやすくなる、アレルギーの元になる可能性があります。粉が出たら早めに買い替えるのがおすすめです。
〇 ビーズ枕は1~3年
ビーズ枕の寿命は1~3年です。ビーズは潰れにくい丈夫な素材である一方で、枕の生地がビーズに押されてしまい、伸びたり破れたりすることがあります。枕の生地が伸びるとビーズが分散して安定感がなくなり、寝心地が悪化する原因となります。
〇 ポリエステルわた枕は1~3年
ポリエステルわた枕の寿命は1~3年です。ふんわりと柔らかい寝心地がポリエステルわたの魅力ですが、使い続けるうちにわたが絡まって表面が凹凸になり寝心地が悪くなります。枕の形が変わったり、高さが合わなくなったりしたら買い替えましょう。
〇 ウレタン枕(低反発・高反発)は2~3年
ウレタン枕の寿命は2~3年です。ウレタン枕には、低反発と高反発の2種類がありますが、ウレタンフォームの密度が高ければ高いほど寿命も長くなるといわれています。頭の重みで中心から劣化が進むため、形が変わる、へたりが気になるときは買い替えのタイミングです。
〇 羽根枕は2~3年
羽根枕の寿命は2~3年です。羽根枕は、使い続けると劣化してふんわり感がなくなりボリュームが減ります。羽根の羽軸が枕から飛び出すと、枕の生地が傷んでしまうことがあるので注意が必要です。
〇 ラテックス枕は2~5年
ラテックス枕の寿命は2~5年です。ラテックスはゴムの一種で弾力性と耐久性があります。合成ラテックスに比べると天然ラテックスの方が耐久性に優れ、へたりにくいのが特徴です。ラテックス枕は頭の部分から劣化していくので、へこみが元に戻らなくなったときが寿命のサインです。
〇 ファイバー枕は2~5年
ファイバー枕の寿命は2~5年です。通気性のよい高反発素材で衛生的に管理しやすく、寿命も長い枕です。劣化すると弾力が失われます。寝心地がかたいと感じてきたら買い替えのタイミングです。
〇 ポリエチレンパイプ枕は3年~5年
ポリエチレンパイプ枕の寿命は3年~5年です。耐久性が高くかたい素材なので、へたりにくく、他の枕に比べても寿命は長いといえるでしょう。ただし、使い続けるとパイプが少しずつ潰れてきます。寝心地を左右するので、定期的に買い替えましょう。
枕の寿命を延ばす使い方のコツ
枕には寿命がありますが、以下のような使い方をすると枕を長く使える可能性があります。
〇 枕カバーと枕パッドを使う
枕につく汚れは、枕の素材を劣化させる原因になります。枕カバーや枕パッドを使用すれば、汗や皮脂などの汚れから枕を守ることができるのでおすすめです。枕カバーや枕パッドを定期的に交換することで、枕本体を清潔に保てます。防水機能が備わった生地を選べば、枕本体に汚れがつきにくくなり、きれいにお使いいただけます。
〇 定期的に洗濯する
洗える枕は、定期的な水洗いで寝汗や皮脂、よだれなどの汚れを効果的に除去できます。目安として半年に1回程度は洗濯をしましょう。洗った後は、天日干しや陰干しで完全に乾かしてください。素材別では、ポリエチレンパイプやファイバー素材は丸洗いしやすいタイプが多いです。
洗濯表示を確認し、丸洗いできない枕は定期的に干して湿気を逃がしましょう。一般的に、ウレタン枕や羽毛枕は陰干し、そばがら枕やポリエステルわたは天日干しがよいとされています。枕を長く使い続けるためには、素材に合わせたお手入れが大切です。定期的な洗濯と適切な乾燥方法で、枕の清潔さを保ちましょう。
〇 寝る前に髪の毛を乾かす
髪の毛が濡れたまま寝ると、枕に湿気がこもり、カビやダニの繁殖リスクが高まります。素材が濡れたまま放置するのは、枕のへたりの原因にもなるので注意しましょう。湿気を避けるためにも、濡れた髪の毛はしっかりと乾かすことが重要です。
〇 複数の枕を使い分ける
複数の枕を使い分ければ、自ずと1つの枕の使用頻度が減ります。結果的に枕それぞれの寿命が延びるのでおすすめです。枕を複数個用意し、ローテーションさせることで、枕の負担を分散できます。
〇 寝汗は確実に乾かす
人は寝ている間に多くの汗をかきます。汗が枕に吸収されると湿気がたまるため、カビやダニの繁殖リスクを高めたり、不快な臭いの原因になったりします。枕を定期的に陰干しする、起きたらベッドのふちなどに立てかけるなどの方法で湿気を逃がしましょう。
寿命が過ぎた枕を使い続けるリスク
自分に合った枕を使っていると、寿命を迎えても買い直す決心がつかないこともあるでしょう。しかし、寿命が過ぎた枕は以下のようなリスクがあります。
〇 清潔さが損なわれる
枕には、汗・皮脂・よだれなどが染み込みます。洗濯すれば表面的な汚れは落ちますが、繊維の奥深くに入り込んだ汚れは蓄積されるため注意が必要です。ダニやホコリは頭皮の荒れや肌トラブルの原因になったり、アレルギーや呼吸器系のトラブルを引き起こしたりする可能性があります。
〇 ぐっすり眠れなくなる
枕は、寿命が過ぎると高さが合わなくなる、寝返りが打ちにくくなるなどの弊害をもたらします。合わない枕を使い続けるうちに身体に負担をかけ、睡眠の質を低下させます。起床時に疲労感が残る、いくら寝ても眠い、仕事や勉強に集中できなくなるなど、生活の質に影響を与えることになるので注意しましょう。
〇 肌のコンディションが悪化する
長年の汚れが蓄積された枕は、肌のコンディションを悪化させる原因となります。カビ・ダニの排泄物やその他のアレルゲンによって、発疹・かゆみ・ニキビなどのトラブルを引き起こすケースもあるので注意が必要です。フケや頭皮のかゆみを悪化させるなど、頭皮のコンディションにも悪影響を及ぼします。
〇 体の不調を引き起こす
枕の寿命が過ぎると、枕内部の素材がへたってしまい、高さや形状が保てなくなります。頭と首のサポートがしっかりできなくなるので、結果的に理想的な寝姿勢が保てません。合わない枕は、首肩や腰の負担になる可能性があります。
枕の買い替えで確認するべきポイント
枕を新調する際は、以下のポイントを押さえて選ぶと失敗のリスクを減らせます。
〇 高さは寝姿勢や体型に合うものを
枕の高さが合わない場合は、首や肩に負担をかけるので、以下のように性別、体型、寝姿勢にあった高さを選ぶのがおすすめです。
- ・高めの枕がおすすめの人:男性、大柄、横向き寝
- ・低めの枕がおすすめの人:女性、小柄、うつぶせ寝
〇 サイズは寝返りを想定した幅に
寝返りを打ったときに頭が枕から落ちると寝姿勢が崩れて身体に負担をかけます。目が覚めてしまう原因にもなるので注意しましょう。枕のサイズを選ぶときは、寝返りを打っても頭が落ちないように、頭3つ分の幅が目安になります。
〇 素材は寝心地や寿命を考慮しよう
枕の素材は寿命だけではなく、通気性や寝心地も大きく異なります。それぞれにメリットやデメリットがあるので、好きな寝心地や寿命で判断すると選びやすいでしょう。汗をかきやすい人は、洗濯ができる素材を選ぶと衛生的に使えます。
〇 感触は好みに応じて
枕の感触は使われている素材によって変わりますが、かたい・やわらかいという感覚は人によっても異なります。可能であれば店舗に出向き、しっかりと寝心地を確かめて枕のかたさを選びましょう。
ふんわりと包み込まれるような枕がよい人は、やわらかめの枕がおすすめです。ただし、やわらかすぎる枕は頭が沈み込むため、寝返りが打ちにくくなります。かたい枕は首や肩をしっかり支えるものの、かたすぎるとリラックスできず首や肩の負担になることもあります。
寿命を迎えた枕の処分方法
多くの枕は燃えるゴミとして処分可能ですが、なかには不燃ごみになる場合があります。住んでいる自治体によってルールが異なるので、ゴミ分別ルールに従って捨てましょう。
サイズが大きい枕は粗大ごみ扱いになる自治体もあれば、小さく切ることで一般ごみとして捨てられる自治体もあります。中身が飛び散らないように枕を透明な袋に入れ、何が入っているのかを分かるようにしておくのも大切です。
まとめ
睡眠は健康に直結する大切な時間です。寿命を迎えた枕はさまざまなリスクをもたらすので注意しましょう。現在使用している枕が寿命を迎えている場合は無理に使い続けようとせず、買い替えを検討することをおすすめします。
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