コインランドリーで枕を洗う方法と注意点!洗える枕の見分け方からお手入れ法まで徹底解説

枕はコインランドリーで洗える可能性があります。ただし、洗えるかどうかは枕の仕様にもよるため、洗えない枕を洗ってしまわないように気をつけなければなりません。
この記事では、コインランドリーで枕を洗う具体的な方法と、洗える枕の見分け方について解説します。また、洗えない枕のお手入れ方法や、日常の枕のお手入れについても触れるので、参考にしてください。
枕はコインランドリーで洗える?
枕をコインランドリーで洗うことは、基本的には可能です。ただし、なかには洗えない枕もあります。
まず、手持ちの枕がコインランドリーで洗えるものかどうかを確認することが大切です。大切な枕が痛まないよう事前にチェックしていきましょう。
枕をコインランドリーで洗う際の注意点
コインランドリーで枕を洗う際、注意したい点は次の2つです。
洗濯表示タグを確認する
枕についた洗濯表示タグをチェックしましょう。タグに「洗濯機で洗える」の記号がついていれば、コインランドリーで洗えます。「洗濯機で洗える」の記号は、洗い桶に水が入っている絵柄です。洗い桶に×印がつけられていたり、手の絵が描かれていたりする場合は、洗濯機では洗えません。
また、乾燥機に対応しているかも合わせて確認してください。正方形のなかの円に2つの点がついた「タンブル乾燥」の記号があれば、コインランドリーの乾燥機を使用できます。
コインランドリーが枕の洗濯を制限している場合がある
コインランドリー側で、枕の洗濯を不可としているケースがあるため注意しましょう。
枕をコインランドリーで洗えない主な理由は、洗濯した際に破れて枕の中身が出てしまい、洗濯機や乾燥機が壊れる恐れがあるためです。
店内の掲示をよく確認し、禁止表示がないことをチェックしてから洗濯しましょう。
コインランドリーで洗える枕を見分けるポイント
コインランドリーで洗える枕を見分けるためには、まず、先ほど解説した洗濯表示タグを確認しましょう。洗濯方法のほか、乾燥機にも対応しているかを忘れずチェックしてください。
また、素材にも注目します。枕の中身が羽毛や化学繊維のわたなら、大半は洗濯が可能です。そばがらやビーズを用いた枕は、コインランドリーでの洗濯に適していません。
コインランドリーで枕を洗う手順
コインランドリーで枕を洗う際は、次の手順で行うとスムーズです。
枕を洗濯ネットに入れる
枕は適切なサイズの洗濯ネットに入れましょう。枕よりもやや大きく、少し余裕のあるくらいがちょうどよいサイズです。
枕をネットに入れるのは、型崩れを防ぐほか、縫い目がほつれて詰め物が洗濯機内に散らばるのを防ぐことにもつながります。
詰め物が出てしまうと洗濯機が故障し、思わぬ費用がかかることもあるため、必ずネットに入れましょう。
枕を洗濯機で洗浄する
ネットに入れた枕を洗濯機に入れ、洗浄を開始します。洗浄コースは、洗濯表示に書いてあるコースを選ぶとよいでしょう。洗濯のときは、枕を服などと一緒に入れず、枕だけで洗うのがおすすめです。
枕はひんぱんに洗うものではないため、内部は思ったより汚れています。他の物に汚れをつけないよう、単体で洗うのが理想です。
枕を乾燥機に移す
洗い終わった枕を乾燥機で乾かします。ただし、事前に乾燥機を使用できる枕かどうかをタグで確認しておいてください。
乾燥時間は、70~80度の高温で30分ほどが目安です。枕が高温乾燥に対応していない場合、まずは60度以下の低温乾燥で30~40分ほど乾燥させてみましょう。厚みのある枕は50~60分かかる場合もあります。
乾燥機が使えない枕の場合は取扱説明書や洗濯表示に従って、陰干しまたは天日干しの自然乾燥で乾かします。
枕が内部まで乾いたか確認する
乾燥を開始して一定時間が経過したら、取り出して内部までしっかり乾いているかを確認しましょう。
湿っている様子が見られる場合は10分ずつ乾燥を追加し、内部までしっかり乾かします。
内部までしっかりと乾いていない場合、カビやダニが増加する原因になってしまうため、よく確認してください。最後まで乾燥できたら完了です。
コインランドリーで洗濯できない枕のお手入れ方法
洗濯機での洗濯に対応しておらず、コインランドリーで洗えない枕は、次の方法で洗うとよいでしょう。
手洗い
枕は素材によって扱いが異なります。手洗いする際には、素材を見てから行いましょう。ポリエステルわたが入った枕なら、ぬるま湯に中性洗剤を入れ、押し洗いで洗うことができます。羽根の枕は、中性洗剤のなかでもおしゃれ着洗いを使うようにしてください。
パイプ枕やビーズ枕は、洗濯機が使えることが多いでしょう。手洗いをする場合は中性洗剤を使い、つけ置きをした後によくすすいで乾かします。低反発枕の場合、そもそも丸洗いが適していないため、避けましょう。
部分洗い
枕の汚れが軽微なものであれば、汚れた部分だけ洗うことをおすすめします。手洗いのできない低反発枕もこの方法が有効です。まずは中性洗剤をぬるま湯に溶かし、洗浄液を作りましょう。皮脂汚れや唾液の汚れが気になる場合、中性洗剤の代わりに酸性汚れに効果的なセスキ炭酸ソーダや重曹を使うこともできます。
きれいなタオルやスポンジに洗浄液をつけて絞り、汚れた部分を叩くように擦ってみましょう。繰り返すと汚れが落ちてきます。最後にきれいな水で洗って固く絞ったタオルを使い、洗浄液が残らないようにふき取ります。
クリーニングに依頼
自分で枕を洗うのが難しいと感じた場合や、枕の素材や洗い方の見分けがつかない場合、クリーニングサービスを利用すると確実です。素材や種類が分からず、洗い方が特定できない枕を自分で洗うと、枕が壊れたり、弾力が損なわれたりする可能性もあります。無理をせずプロに任せる方が安心です。
中身の交換
表生地にファスナーがついており、中身を入れ替えられるタイプの枕もあります。洗う代わりに、中身を取り換えてみるのもよいでしょう。
中身を交換する際は、市販されている補充用、もしくは交換用の中材を購入しておきましょう。準備ができたらファスナーを開けて中身を取り出し、新しいものを入れるだけです。
枕を清潔に保つための普段のお手入れ方法
枕を清潔に保つには普段のお手入れも大切です。日常的に行うとよい枕のメンテナンス方法を解説します。
表面の汚れを取り除く
枕の表面に付着しがちな汚れを、掃除機やクリーナーでこまめに取り除いておくと、汚れがたまらず清潔です。毎日使っていると気づきにくいものですが、枕の表面には抜けた毛髪、落ちた角質、ダニの死骸やフン、日常のホコリなどが付着しています。
これらの汚れは掃除機で簡単に吸い取ることができ、時間もかかりません。
枕カバーを定期的に洗濯する
枕カバーを定期的に洗濯すれば、枕の本体をほとんど汚すことなく、表面の汚れを取り去ることができます。
洗濯の頻度は、季節によっても異なりますが、最低でも1週間に1回は洗濯することが望ましいでしょう。枕を使ううえで、やむを得ない汚れから本体を守ってくれるのが枕カバーです。
カバーのなかでも、プロテクターと呼ばれるものは防水性、防ダニ性があり、より強力な機能が期待できます。
天日干しや陰干しで湿気を飛ばす
枕を天日干し、もしくは陰干しすることで、枕にこもる湿気を放出して快適性を維持することが可能です。枕に湿気がこもったままになっていると、カビやダニが繁殖する可能性があるため、干して清潔を保ちましょう。
低反発枕、ウレタン素材、羽毛、ビーズの枕は、直射日光で劣化する可能性が高いため陰干しを利用してください。
消臭スプレーを使う
ダニよけスプレーを使えば、枕にダニが寄ってくるのを防げます。ダニの繁殖も抑えられるため清潔を保ちやすいでしょう。ダニが増えるほど、死骸やフンが寝具に付着し、汚れが増えることになります。
ダニよけスプレーは商品によって使用頻度や使用箇所が違うため、寝具に使えるものを選び、使用頻度も守って使いましょう。
コインランドリーで枕を洗濯して清潔に保とう
枕の汚れが気になる場合、洗濯機を使える枕であれば基本的にコインランドリーで洗えます。まずは枕の表示を確認してみましょう。コインランドリーで枕を洗えない場合は、手洗いや部分洗い、中材の入れ替えなどがおすすめです。
枕が洗えない場合、また使用期間が長くなり古くなった場合は、新しい枕も検討してみてはいかがでしょうか。LOFTY(ロフテー)では、頭や肩に負担をかけない機能的な枕を多数取り揃えています。感触も選ぶことができるので、気に入った枕が見つかります。清潔な枕は快適な眠りに不可欠です。ぜひ一覧から、自分に合った枕をお選びください。