肩こりの原因と枕の関係は?肩こりにおすすめの枕もご紹介!

肩こりでお悩みの方のその原因は、実は枕選びにあるかもしれません。
この記事では、肩こりと枕の関係性や、肩こりを防止する枕の選び方などを解説しています。

肩こりの原因と枕の関係性
皆さんが悩んでいる「肩こり」の原因は、神経が筋肉疲労や傷を察知して、脳に信号を送った時に感じる違和感なのです。いわゆる「コリ」と呼ばれる状態です。
人間は身体に対して重すぎる頭を支えているために、常に微妙なバランスを取り続けていなければなりません。そして、肩こりや腰痛は、そのバランスが崩れたときに起こります。
現代人は、オフィスワークでのパソコンや日常的なスマホ・携帯電話の使用、自宅でのパソコンやテレビ、さらにはゲーム機などに囲まれ、身体を動かさずに同じ姿勢で長時間過ごすことが増えています。一方、家事や育児など、毎日の忙しさの中で慢性的な運動不足なども重なり、知らないうちに“筋緊張状態”が続いているのです。これによる血流の悪化は、筋肉に疲労物質をたまりやすくし、伸ばされ続けた筋肉は細かく傷ついている可能性があります。
引き起こされた深刻な肩こり。その解消法はいろいろ。痛み止めをはじめ、マッサージや指圧グッズ、温湿布の使用などがありますが、どれをとってもその場しのぎと言わざるを得ません。なぜなら日常の中で慢性的に発生している“筋緊張状態”が解消されていないためです。
では、「肩こり」からの根本的な脱却には何が必要なのでしょうか。その大きな要因のひとつに「肩甲骨の挙動を確保する」ことが注目されています。
肩甲骨が外側に開き、肩が前に出て、背中が丸まる典型的な猫背の状態になると上部僧帽筋に負担が加わり「肩こり」を引き起こします。逆にいえば、肩甲骨を内側に閉じることで姿勢も整い、現代人の抱える「肩こり」も起きにくくなるのです。
それでは寝ている時の姿勢はどうでしょうか。人生の3分の1を占める睡眠時も肩甲骨は外側に開いた状態になっていたことがわかりました。個人差はありますが、一般的な枕を使用している場合、頭部・頸部と敷ふとんの間にすき間ができてしまい、それが肩甲骨を外側に開いた状態にしていたのです。つまり、寝ている間も肩こりの原因を作っていたといえます。寝ている間も正しい姿勢を保つことは重要です。
肩こり防止枕の選び方
ここでは、肩こりを防止するための枕の選び方をまとめているので、ぜひ参考にしてください。
S字カーブの姿勢を保てる枕を選ぶ
人は重い脳を支えてバランス良く動いています。そして人の脊柱は側面から見ると、連続した「S字状にカーブ」しているのですが、このS字カーブが重い頭や体重を支えるのに最も無理のない楽な姿勢を作り出しています。筋肉疲労も少なく、脊柱などにかかる負担も少ない状態であるため、寝ている間もこの自然な姿勢を保つよう、S字型の基点となる頸部を無理なく支えることが必要となります。
人は様々な姿勢を取ることができますが、身体に一番負担が少ない姿勢はリラックスして立っているときの状態。このときの顔の角度は約5度。寝ているときも、この状態を保つため、枕は敷ふとんと頭部・頸部の間にできるすき間を埋める役割を担います。もちろん体型によってすき間には個人差がありますので、人によって適した枕が違うということになります。
寝返りを打ちやすい構造の枕を選ぶ
枕を選ぶうえで、無理なく寝返りが打てることも重要です。これを実現させるためには、中身がかたよらずS字カーブの基点である頸部を支える枕であることは元より、いくつかの工夫を加えた構造が要求されます。
人は寝ている間に20〜30回の寝返りを打つため、仰向け・横向きのどちらにも対応できる構造が必要とされます。また首筋をやさしく支え、後頭部の丸みを自然に受け止める工夫なども考慮されているとさらに良いでしょう。両サイドはやや高めの設計で、横向きに寝た状態で肩の負担を軽減する構造になっていること等、自身の睡眠時の特徴に合わせ、どの程度対応しているのかにも注目して選択しましょう。
睡眠時の動きを制限しない重さの枕を選ぶ
皆様は「枕の重さ」について考えたことはおありでしょうか? 頭の下にあるものなのに重さが重要だなんて、意外に思われる人も多いかもしれません。
しかし「すぐに枕がずれてしまい寝ている姿勢が保ちにくい」と感じる場合は枕が軽すぎる傾向にあり、「何だか寝返りが打ちづらい」という場合には、枕が重すぎる傾向にあるのです。つまり「枕の重さ」が適正でないことによって、せっかくの快眠が阻害されているかもしれないのです。
では、枕の適正な重さとは、どのくらいの重さだと思われますか? 残念ながら正解はひとつだけではありません。1人ひとりの体重に合った重さを選ぶことが大切なのです。また重さの選択には、その人の寝姿勢や寝返りの頻度・状態も加味する必要があります。体重を基準に検討しながら、睡眠時の動きを制限して体圧が集中しないよう、自分に合ったバランスの良い枕の重さを探し出しましょう。
形状を保てる耐久性のある素材の枕を選ぶ
枕の素材選びもまた、大切な睡眠のためのチェックポイント。実は誰にでも完璧に合っている素材は存在しません。どんなに良い素材にも一長一短があります。かたさや香り、音色、感触の違いは人それぞれの嗜好が大きく影響するため、素材選びのポイントとしては、ご自身が使い慣れた感触であること、またはそれに近い感触の素材を探してみることをおすすめします。その上で、香りや音、そして、頭部・頸部の沈み込みを考慮した素材であることをプラス。何より違和感を感じず使用できることが大切です。
肩こり防止枕おすすめ2選
ここでは、肩こりを防止するおすすめの枕を紹介しています。
医師監修 肩ストレッチ枕
ロフテーの「肩ストレッチ枕」は、その名の通り、就寝時の肩甲骨の位置にこだわって開発された、「肩こり」に悩む日本人にぴったりの枕です。従来、肩甲骨が開いた状態で使っていた枕から、発想を転換し「肩甲骨が閉じた状態にサポートできる枕」を考案しました。
まったく新しいユニット構造により、肩にストレッチ効果を与え、肩甲骨を正しい位置に戻すことができます。
見た目も枕の概念を変えました。採用したのは扇形のフォルム。肩にもフィットし、寝返りを打ったときに頭の収まりも良く、長時間安定した快眠を提供します。
医師監修 肩ストレッチ枕
5セルピローエラスティックパイプ
「5セルピローエラスティックパイプ」は、首への負担が少ない理想のS字カーブの姿勢を保つことができます。
独自の5分割構造の枕で、中央が低めの設定なので後頭部が自然にフィットします。やや高めに設定された上下のパーツは首を優しく支えます。
エラスティックパイプは、独特な柔らかさと弾力でしっかりと頭と首を支えます。パイプ材をメッシュ生地で包んでいるので通気性もばっちりです。
5セルピロー エラスティックパイプ
独自の弾力性と復元力を備え、首と頭部に絶妙にフィットする感触が高く評価されている枕です。頭を乗せた際の感触に驚かれる方も多く、非常に人気の高い枕です。